オーナー兼管理者の頼富 雄三郎です。
若い頃から体を動かすことが好きでいろいろなスポーツをしましたが、トレーニングは好きではなくどのスポーツも高成績を残すようなアスリートでは全くありませんでした。しかしその私が41歳から公式サッカー2級審判員として審判活動にのめり込み、12年の現役活動時だけは走力や持久力が必要とされ、トレーニングジムで有酸素運動の走り込みを積極的に行いました。余計な筋肉をつけると体重が増え走力に影響するので、無酸素運動の筋トレは軽くしか行いませんでしたが見栄えは良くなり、筋トレで身体つきが変わる体験をしました。
審判員引退後の56歳の夏に肺腺癌が見つかり右肺1/3の切除手術を受け、57歳の春には持病の癒着性腸閉塞の癒着部を剥がす腹腔鏡手術を受け、その時は約1か月間の絶食治療で約15キロも痩せてガリガリになりました。長い審判活動で身体についた筋肉も絶食治療で完全に消滅し、人並み以上の肺活量も減り、持久力も落ちて、「今まで健康に過ごしてきたけれど、これからの老後は弱々しく生きていくしかないな・・」と諦めかけていました。
そんなネガティブな気持ちになっていた時に、プロのフィジカルトレーナーである妻から筋トレを勧められ、「少しでも筋肉をつけて健康を維持したい」と思い全身ガリガリで退院した時からジムで筋トレを始めました。正しい知識とテクニックを知る妻の指導で効果が出始め、ガリガリな身体が変わっていく自分に驚きつつ筋トレの楽しさを感じるようになり、ジムに通わずに筋トレを気軽に継続できるようにと自宅マンションの1階の駐車場の奥に中古のパワーラックとダンベルなどを設置し、筋トレスペースを作りました。
筋トレに慣れて、youtubeでトレーニング動画をいろいろと見るようになり、若者ではない米国ボディビル大会でチャンピオンになった北島達也先生の米国仕込みの理論的な動画に引き付けられ、それを筋トレバイブルにして励んだ結果、身体はみるみると変わり1年後には全身に筋肉がつき始め今後が楽しみになっていました。ところが59歳の夏に左膝の大怪我をしてしまい、手術・リハビリを含め約1年の間満足な筋トレができなくなり、膨らみ始めていた身体はまた萎んでしまいました。しかし怪我も治り還暦を迎えて、「60歳から筋トレでどのくらい筋肉がつくのか」を自分の身体を使って試してみようと思い、筋トレに再チャレンジし始めました。
そして昨年、北島達也先生が講師でさらに筋トレ界の大御所である山本義則先生が校長の「本物のパーソナルトレーナーを輩出する」と謳うVALXトレーナー養成スクールが開校したのですぐに入学し、参加者の中で最高齢でしたが半年間栄養学やトレーニングテクニックを学び、卒業してVALX公認のパーソナルトレーナーとなり、今でも北島達也先生から個人指導で直々に信頼されるパーソナルトレーナーとして必要な最新の筋トレテクニックや栄養学について学んでいます。
そして今年になり、駐車場の奥に作った筋トレスペースを大改装して雰囲気の良い快適な空間を作り、古いパワーラックも使いやすい新しいマルチラックマシンに変え、他にも新たにマシンや器具を揃え充実した設備の個室ジムにしました。ここを自分だけのジムではなく、私と同じように健康維持や増進のために筋トレをしてみたいと考えるシニアの方などに安全に利用して頂ける地域密着型の個室ジムを作り、少しでも地域貢献ができたらと考え2021年5月に松戸駅から徒歩8分のマンション1階に『個室ジム Tom’s Smile Gym』を誕生させたのです。